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1970年代のデビュー以来、ファッショニスタから熱狂的に支持されてきたシューズブランド<マノロブラニク>。ダイアナ妃からメラニア・トランプまでセレブたちの大切なシーンで足元を素敵に輝かせてきた。マドンナの「<マノロ>の靴はセックスよりも良い」という発言が話題となり、大人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の主人公キャリーが愛してやまない靴として一般的にも爆発的なブームとなる。“芸術作品”として飾っておくことに喜びを見いだしたり、死後に一緒に埋葬されるように手配する女性が現れるなど、誰もが虜になる、まさに“魔法の靴”。

しかし・・・デザインを手がけるマノロ・ブラニク自身は「今でも工房(アトリエ)で過ごす時間が人生の喜びだ」と語り、加熱するブームを冷ややかに眺め、イタリア・ミラノの工房(アトリエ)で職人たちとハンドメイドで制作することに、こだわり続けている“夢の靴”が生みだされるまでの一風変わった思考プロセス、ため息がでるほど美しいスケッチ、ガーデニングをこよなく愛する美意識に彩られたプライベートまで、天才マノロの魅力迫るファッション・ドキュメンタリー!
ブランドを愛用するセレブとして登場するのは“プラダを着た悪魔”こと米版「ヴォーグ」編集長アナ・ウィンター、歌姫リアーナ、シューズデザイナーのシャーロット・オリンピア、故デヴィッド・ボウイの妻でモデルのイマン。そして、古くからの友人であり、ティファニーのジュエリーデザイナーとして活躍する画家ピカソの娘パロマ・ピカソや、女優アンジェリカ・ヒューストンなど。彼女たちが語るアイロニカルでユーモアあふれるマノロの素顔は実にチャーミング! あなたも一瞬で心奪われる!
1942年11月27日、スペイン人の母とオーストリア・ハンガリー人の父の間に、スペインのカナリア諸島ラ・パルマ島サンタクルスで生まれる。スイスのジュネーブで教育を受けた後、65年渡仏。ニューヨークを訪れた68年に、当時、米版「ヴォーグ」の編集長だったダイアナ・ヴリーランドから、靴にフォーカスを当てるようアドバイスされ、その助言に従い独学で靴作りを学ぶ。71年ロンドンへ移り、同年初コレクションを披露。72年にはロンドンのチェルシーに最初のお店をオープンする。彼の美しい靴は華やかな交友関係も手伝い、セレブたちの間で人気を集め、80年代には本格的にアメリカへ進出。ビジネスでの成功をおさめ、ブランドは世界へと拡大。98年に放送開始したTVドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』で人気を決定づけ、世界中に〈マノロ〉ブームを巻き起こす。16年、ロンドンに2店舗目をオープン。17年にはリアーナとコラボレーションを行うなど、常に話題に事欠かない存在となっている。
1949年11月3日、イギリス・ロンドン生まれ。86年に英版「ヴォーグ」の編集長に就任し、88年には米版の編集長に昇格。95年から現在に至るまでメトロポリタン美術館コスチューム・インスティチュートの資金召集ガラ・パーティの共同議長を務め、多額の資金を調達。その功績を讃えて98年に同美術館の名誉理事に就任。09年には彼女に密着したドキュメンタリー『ファッションが教えてくれること』が公開されている。また『プラダを着た悪魔』(03)のモデルとも言われている。
1988年2月20日、バルバドス生まれ。15歳のときにNYのプロデューサーに見初められアメリカへ。16歳でメジャー契約。05年に「ポン・デ・リプレイ」が大ヒットを記録し、08年にはアルバム『アンブレラ』でグラミー賞を受賞。ファッション界との絆も強く、14年にはプーマのクリエイティブディレクターに就任。16年には〈マノロブラニク〉との初コラボレーションも発表。女優としても活躍し、来年には『オーシャンズ8(原題)』が公開予定。
1949年4月19日、フランス生まれ。パブロ・ピカソとフランソワーズ・ジローの娘。10代でジュエリー製作を始め、68年頃から舞台衣装&宝飾デザイナーとして活動をスタート。すぐにイヴ・サン・ローランのファッションジュエリーを手がける。80年にティファニーからデビューコレクションを発表。現在も同社のデザイナーとして活躍中。
1981年6月5日、南アフリア生まれ。幼いころにロンドンへ移住。08年にシューズブランドをスタート。猫をモチーフにしたシューズに多くのセレブたちが魅了され、人気に火がつく。12年にはブライダルラインもスタートさせ、16年にはコスメブランドM•A•Cと限定コラボレートを実現。活躍の幅を広げている。
1960年11月28日生まれ。85年にデビュー。94年のコレクションが転機となり、95年にジバンシイのデザイナーに抜擢され、96年にはクリスチャン・ディオール(現ディオール)のデザイナーに就任。ところが11年に泥酔し反ユダヤ的な発言をしたことで解雇される。同時に自身のブランド「ジョン・ガリアーノ」も解雇に。14年に「メゾン マルタン マルジェラ」のクリエイティブディレクターとして業界復帰をはたす。
1971年5月14日、アメリカ生まれ。映画監督のフランシス・フォード・コッポラを父に持つ。99年に『ヴァージン・スーサイズ』で長編監督デビューを飾り、03年に公開された『ロスト・イン・トランスレーション』でアカデミー賞®最優秀脚本賞を始め、数々の賞を受賞。『マリー・アントワネット』(06)でガーリーカルチャーの先導者の称号を手に入れ、その後も話題作を手がけている。今後は第70回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した『The Beguiled(原題)』が公開予定。
映画監督、写真家、編集者、スタイリスト、イラストレーター、作家、ジャーナリストなど、多数の顔を持つ。25年以上にわたり「ヴォーグ」や「GQ」、「ヴァニティ・フェア」、「ニューヨーカー」などに寄稿し、1997年に「ニューヨーカー」で初のファッションディレクターに任命される。「サンデー・タイムズ」の編集長、英版「ヴォーグ」のデザイン・ディレクター、「ヴァニティ・フェア」のスタイル部門総合監修者(Style Editor-at-Large)などを歴任。またコラージュに優れたイラストレーターとしても活躍。04年には絵本「Snowman in Paradise」を発表。08年のイラストと詩の本「Fashion Victims The Catty Catalogue of Stylish Casualties, From A to Z」では、鋭いウィットでファッション界を描いた。映画『ファッションが教えてくれること』で有名になった米版「ヴォーグ」のクリエイティブディレクター、グレイス・コディントンの業績をまとめた「Grace The American Vogue Years」と「Grace Thirty Years of Fashion at Vogue」 にも関わる。ウォールストリート・ジャーナルなどの新聞のコラムニストとしても活躍。オープニングなどのイラストも手がけた本作が初の長編監督作品となる。マノロとは45年に渡る友人である。
自然と温暖な気候に恵まれたスペイン領の島嶼群。マノロはラ・パルマ島のサンタクルスで生まれ育つ。スペインのフランコ政権時代の窮乏の中、本土と離れたこの地で両親の愛情と自然に囲まれて育ったマノロ。彼の豊で色鮮やかな感性はこの島で磨かれたのだ。
1930年代後半から80年代まで、20世紀のファッション界の中心に君臨していた女帝で、「ハーパーズ・バザー」の編集者、米版「ヴォーグ」の編集長など、華麗なる経歴を持つ。68年、彼女にデッサン画を見せる機会に恵まれたマノロは、「靴のデザインに専念した方がいい」と助言され、才能を開花させる。
マノロが「自分はゴヤとは比較にならない」と語るのが、18~19世紀にかけて、スペイン美術をほぼ一人で担っていた画家フランシスコ・ゴヤ。ファッションの観点から注目されるのは、愛人関係にあったと言われている18世紀マドリード社交界のミューズ、アルバ公爵夫人をモデルにした作品の数々。貴族たちだけが履くことができた、高価なシルク地のヒール靴の描写は圧巻。
ダイアナ妃は80年代から公務やパーティで〈マノロ〉の靴を愛用。彼のロンドン・チェルシーの店にも気軽に訪れていた。劇中、サーペンタイン・ギャラリーのパーティに現れるダイアナ妃が映し出されるが、実は同日、当時の夫だったチャールズ皇太子が、長年の恋人(現カミラ夫人)と不倫関係にあったことをTVで告白。ダイアナ妃はセクシーなブラックドレスに〈マノロ〉の靴を纏い、悲しいニュースに負けない自身の美しさとタフネスを全世界に披露。後にこのスタイルは「リベンジ(復讐の)ドレス」と呼ばれる。
98~04年にかけて放送されたTVドラマ。サラ・ジェシカ・パーカー演じる靴フェチの主人公キャリーが、劇中〈マノロ〉と呼ぶ靴たちは世界中の女性たちを熱狂させブームを巻き起こす。なかでも〈マノロ〉を泥棒されてしまう回、恋人のミスタービックにロイヤルブルーの「ハンギシ(宮廷を意識したデザインの靴)」を履かせてもらってからのプロポーズ回はファンの間でも伝説となっている。
マノロはソフィア・コッポラがメガホンを握った映画『マリー・アントワネット』(06)のために、23足の靴をデザインした。マカロンをイメージさせる甘く愛らしい靴たちは、ソフィアの世界観を見事に体現。衣装を担当したミレーナ・カノネロは、今作で第79回アカデミー賞®衣装デザイン賞を獲得した。
イタリア人作家トマージ・ランペドゥーサが1958年に執筆した、19世紀シチリア貴族の栄華と没落を描いた小説。5年後に名匠ルキノ・ヴィスコンティが映画化し、歴史に残る1作として映画史に名を刻んでいる。マノロは小説を「読むたびに新しいことを発見する」と語り、映画は今でも年に二度は観ているという。
都市 劇場名 公開日
新宿 新宿ピカデリー 12/23~
渋谷 Bunkamuraル・シネマ 12/23~
埼玉 MOVIXさいたま 12/23~
札幌 札幌シネマフロンティア 12/23~
仙台 チネ・ラヴィータ 2/3~
長野 長野ロキシー 順次公開
名古屋 ミッドランドスクエアシネマ 12/23~
梅田 大阪ステーションシティシネマ 12/23~
難波 なんばパークスシネマ 12/23~
京都 MOVIX京都 12/23~
神戸 神戸国際松竹 12/23~
福岡 KBCシネマ 12/30~
熊本 Denkikan 順次公開
沖縄 桜坂劇場 1/13~